キーワードツールを活用して検索ボリュームの小さいキーワードを用いて納得のいくコンテンツを公開します。後日GoogleSearchConsoleなどで確認したときに期待した結果が得られなかった場合、それはユーザーの検索意図から外れたコンテンツになっていることが原因かもしれません。
ユーザーの検索意図とは?
ユーザーの検索意図とは「あるキーワードに対してユーザーが検索した目的」です。
検索するときのユーザーの行動原理は「Want to 〇〇.(〇〇したい)」であり、Googleの検索システムはユーザーに最も有用な情報を提供することを重視しています。
結果を自動的に生成する仕組み
引用元:外部リンクGoogle Search 検索の仕組み
世界には入手可能な情報が膨大に存在するため、情報分類のサポートがなければ必要な情報を見つけるのはほぼ不可能です。Google のランキング システムはそのために設計されています。検索インデックスに登録されている膨大な数のウェブページとその他のコンテンツを分類し、最も関連性の高い有用な結果を瞬時に提示します。
検索結果における重要な要因
最も有用な情報を表示するため、検索アルゴリズムはさまざまな要因とシグナル(検索クエリの単語、ページの関連性や有用性、ソースの専門性、ユーザーの位置情報や設定など)を検討します。各要因に適用される重み付けはクエリの性質によって異なります。
ここで大事なのは「キーワード」を選んでコンテンツを作成しますが、Googleの検索アルゴリズムはキーワードではなく検索クエリの単語でランキングを作成しているという事です。
また、ユーザーの位置情報や設定も要因の1つとされていることから、検索クエリのワードによってはスマートフォンなどのモバイルユーザーを重視しています。
ユーザーが実際に検索したワード(単語、複数の単語の組み合わせ、文章)の事です。
クエリは英語でQueryと言い、「質問、疑問、問合せ」という意味を持ちます。
検索意図の4分類
マイクロモーメントとは「動作を行う瞬間」です。The Basics of Micro-Moments(may/2016)では4つのマイクローモーメントを提唱しています。
・I want to know moments.(知りたい)
・I want to go moments.(行きたい)
・I want to do moments.(やりたい)
・I want to buy moments.(買いたい)
Googleは膨大なインデックスの中からユーザーの検索意図に沿うように検索アルゴリズムで上位に表示させるコンテンツの選定を行っています。
検索クエリのワードをGoogleで検索する
Googleの検索クエリはGoogleが提供しているGoogle Search Consoleで確認することが可能です。
この段階で作成したコンテンツで発信したい情報とそのコンテンツに対する検索クエリの内容が合っている確認します。
検索クエリがあまりにもかけ離れていた場合、ユーザーに有用な情報を発信するためにはコンテンツのリライトを行うより新しいコンテンツを作成した方が良いです。
コンテンツと検索クエリの内容が合っていたら、実際にGoogleで検索してみましょう。
バーティカル検索の並び順を確認する
バーティカル検索は上の画像の赤枠の部分です。検索機能の1つで、選択した項目のみを抽出して表示させることが可能です。Googleのバーティカル検索は「画像」「動画」「ショッピング」「ニュース」「地図」「書籍」「フライト」「ファイナンス」の8項目があり、ユーザーに有用なコンテンツの判断を行い左から順に並べます。
それぞれの項目が検索意図に綿密に関係しています。
・Know(知りたい)→「ニュース」、「画像」、「動画」
・Go(行きたい) →「地図」、「画像」、「動画」or「ショッピング」
・Do(やりたい) →「動画」、「画像」、「ニュース」
・Buy(買いたい) →「ショッピング」、「画像」、「動画」
「画像」はどの検索意図にも重要だと判断できます。人間は情報の80%以上を視覚から入力し、また画像は文字より何倍も情報量が多いことがわかっているからです。
コンテンツの内容をマズローの法則で分析する
マズローの法則はアメリカの心理学者アブラハム・H・マズローが提唱したもので、「欲求5段階説」とも呼ばれています。上の図のように人間の欲求をピラミッド型に5段階に分けて表したものです。
簡単に説明するとそれぞれの欲求は以下のようになります。
生理的欲求 | 生きるために必要な最低限の欲求(食欲・睡眠欲・性欲) |
安全欲求 | 身体的・経済的に安全な環境を継続したいという欲求 |
所属と愛情欲求 | 社会・家族などの集団に所属して安心したいという欲求 |
自尊欲求 | 集団の中で認められたい・評価されたいという欲求 |
自己実現欲求 | 理想的自己イメージに少しでも近づきたいという欲求 |
5つの欲求には段階があり低次の欲求が満たされる度に次の欲求を持つようになります。
欲求も検索意図同様「○○したい」で表現できます。
検索クエリで検索して上位に表示されるコンテンツの内容を確認してみましょう。
例)Aさんの場合
「○○駅周辺でおすすめの飲食店5選」というタイトルでコンテンツを作成しました。
内容は「○○店のハンバーグは安くてボリュームがあって美味しい」といった味の評価記事です。
GoogleSearchConsoleで確認したところ、検索クエリには「○○駅 レストラン 人気」と表示されているが順位は芳しくありません。そこで「○○駅 レストラン 人気」で検索してみることにしました。
バーティカル検索で「地図」が左側に表示されるので検索意図は「行きたい」なので、作成したコンテンツの方向性は間違っていません。検索上位のコンテンツの内容を確認してみました。
上位のコンテンツは写真付きで「雰囲気」や「料理の見た目」に重点をおいた内容でした。
Aさんの記事は「安い」「美味しい」といった「生理的欲求」を満たしたコンテンツです。
対して上位コンテンツは「写真付き」「雰囲気」といったSNS映えしそうな内容です。
SNS映えというのは周りに自慢したい、評価されたいという「自尊欲求」です。
参考にしたコンテンツがどんな欲求を満たしている情報になっているのか。
自分が作ったコンテンツの弱みは何だったのか?
マズローの法則を組み合わせることで、ユーザーがどのような検索意図と欲求を持っているのか調べることができます。
まとめ:検索意図は20パターンに分類される
いかがでしたか?
・ユーザーにとって有用なコンテンツの作成には検索意図を知る必要がある
・検索意図は「知りたい」「行きたい」「やりたい」「買いたい」の4つ
・活用できるマズローの法則は5つ
結論:4つの検索意図と5つの欲求を組み合わせた20パターンに分類できる
それでは楽しい副収入ブログLIFEを。