【一人暮らしでもできる】賃貸で叶える“バーみたいな部屋”の作り方|大人の隠れ家インテリア術

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夜、家に帰ってほっと一息つくとき、ふと「ここが自分だけのバーだったら」と思ったことはありませんか?

そんな夢を、賃貸でも・一人暮らしでも叶える方法があります。
しかも、工具や大掛かりなDIYは不要。照明の工夫と家具の組み合わせ次第で、あなたの部屋は“日常の延長にある非日常空間”へと変わります。

この記事では、

「自宅をバーのように演出したいけど、どこから手をつけていいかわからない」
という方に向けて、スタイル別の実践ステップを紹介します。

さらに、すべてのアイデアは賃貸OK・低コスト・原状回復可能が前提。
Kindleなどで紹介されているインテリア実例も参考にしていますので、“読むだけで部屋づくりが楽しくなる”内容に仕上げました。

目次

STEP1:理想の“バータイプ”を決めよう

まず最初にすべきは「どんなバーにしたいか」を決めること。
ここを曖昧にしたまま進めると、家具選びで迷子になります。

あなたが普段、行きつけにしているバーを思い出してみてください。
照明は明るめですか? それとも薄暗く落ち着いた雰囲気でしょうか。
音楽は静かなジャズ、あるいはテレビのスポーツ中継?
――その“心地よさ”の正体こそ、あなたの理想のバー空間のヒントになります。

スタイル雰囲気向いている人
スポーツバー風活気があり、テレビ・音楽・仲間との時間を楽しめる休日にスポーツ観戦・ゲームを楽しみたい人
ジャズバー風落ち着いた照明と音楽に包まれる静かな夜を一人で楽しみたい人
ワインバー風洗練された大人の雰囲気インテリアの統一感を大切にする人
ブルックリンバー風カフェとバーの中間。無骨で温かいコーヒーや作業空間も兼ねたい人

「どんなスタイルが自分にしっくりくるか?」を考えるときは、“お酒を飲まない時間の過ごし方”で選ぶと失敗しません。

STEP2:スタイル別・空間演出のコツ

どのスタイルを選んでも、共通して重要なのが「照明」「家具」「小物」の3点です。照明・家具・小物の3つは、空間の「印象」「使い心地」「完成度」を決定づける要素です。

照明はまず“雰囲気”を作り、家具は“空間の重心”を整え、小物は“個性と温度感”を与えます。
たとえば、同じ部屋でも照明を電球色に変えるだけで温かみが増し、金属や木材など家具の素材を揃えることで統一感が生まれます。

さらに、グラス・ポスター・ネオンサインなどの小物を添えることで「ここは自分の空間だ」と感じられる演出が完成します。

ここではスタイル別に空間演出のコツを紹介します。

スポーツバー風

白色LED+間接光で明暗をはっきり

スポーツバーらしい活気を出すには、明暗のコントラストが大切です。
メイン照明は白色LEDで明るさを確保しつつ、テレビ裏やカウンター下に間接照明を仕込むことで奥行きが生まれます。
観戦中は部屋を少し暗くし、光の差を活かすと臨場感がアップします。

壁掛けテレビの下にカウンター風テーブル

テレビを中心に視線が集まるよう、壁際に細長いテーブルを設置します。
IKEAやニトリの「壁付けデスク」タイプなら、省スペースかつ設置も簡単。
カウンターに飲み物を並べるだけで、まるで本物のスポーツバーのような雰囲気に。

ネオンライトやバースツールで“非日常”を演出

「BAR」「OPEN」などの英字ネオンサインを1つ飾るだけで、一気に世界観が変わります。
バースツールは背もたれなしを選ぶと、圧迫感を抑えつつ“バーらしさ”を強調できます。
非日常的な小物は、一つだけ大胆に取り入れるのがコツです。

ジャズバー風

電球色照明+テーブルライトで柔らかい影をつくる

ジャズバー風の空間には、白ではなく“温かみのあるオレンジ系の光”が欠かせません。
間接照明やテーブルランプを壁際に置くと、自然な陰影が生まれて一気にムードが増します。

ウッド調の家具と黒系の配色で統一

家具の色味を木目×黒系で統一すると、視覚的に落ち着いた印象に。
テーブルやスツールにウォールナット調を選ぶと、重厚感がありつつも優しい雰囲気を保てます。

ポスターやレコードを壁面に飾ると雰囲気UP

お気に入りのアーティストポスターや、使わなくなったレコードジャケットを飾るだけで個性が出ます。
100円ショップのフレームを使えば、低コストで“本格バー”のような演出が可能です。

ワインバー風

ガラス・アイアン素材の家具を中心に

透明感と洗練さを出すために、ガラス天板やアイアン脚の家具を選びましょう。
素材の“冷たさ”がワインの静けさを引き立て、上質な雰囲気を演出します。

グレー×ベージュなど明度を落としたカラーで統一

白や黒のコントラストよりも、少しトーンを落とした色合いが似合います。
グレーの壁紙風シートやベージュのファブリックで、やわらかな高級感をプラスしましょう。

ワイングラスホルダーやキャンドルLEDを配置

吊り下げ式のワイングラスホルダーを設置すると、収納と見せる演出が両立します。
炎のように揺れるキャンドルLEDを加えれば、夜のひとときがより贅沢になります。

ブルックリンバー風

黒アイアン×古材風テーブルで無骨さを

カフェバーのようなブルックリンスタイルには、黒いアイアンと木の組み合わせが鉄板です。
古材風のテーブルやスツールを選ぶと、ヴィンテージ感が自然に漂います。

エジソン球の裸電球を吊るす

あえて電球をむき出しにした“エジソン球”を吊るすと、温かくノスタルジックな光が広がります。
コードの長さを不揃いにすることで、空間に動きが生まれます。

英字サインボードや配管風照明で“遊び心”を

壁に取り付けるだけのサインボードや配管型ライトは、ブルックリンらしい“ラフな格好良さ”を演出します。
賃貸でも両面テープやマグネットフックで設置できるので安心です。

STEP3:低コストで再現するアイテム選び

「家具や照明を全部そろえたら高そう…」と思うかもしれません。
しかし、1万円以下でも“バー感”は演出可能です。

アイテムカテゴリ価格帯ポイント
間接照明(LEDバーライト)約2,000円〜テレビ裏や棚下に貼るだけで雰囲気UP
ネオンサイン約3,000円〜“BAR”や“OPEN”など英語ロゴが効果的
カウンター風テーブル約5,000円〜壁付けデスクで代用可能
バースツール約4,000円〜背もたれなしがバーらしさを演出

間接照明(LEDバーライト)が“空気感”を作る理由

照明はバーの雰囲気を決定づける最重要要素です。明るすぎず、壁や家具に反射させる間接光を使うことで、空間に奥行きと温かみが生まれます。LEDバーライトなら粘着式で取り付け簡単、賃貸でも原状回復OK。テレビ裏や棚下など、視界の端に光が入る位置に貼ると、空間全体が“バーの照明”らしく見えます。

ACアダプターがセットになっていると、コンセントから直接電源を取れるので便利です。複数のバーライトをレイアウト時の注意点はどのように配線を目立たなく配置できるかという点です。

ネオンサインが“非日常”を演出する理由

バーらしさを一瞬で作るのがネオンサイン。ロゴや英文字が壁に映ることで、まるでお店のような雰囲気になります。実は照度そのものは低いのに、光の“形”が視覚的なアクセントになり、部屋の印象を大きく変えてくれます。Amazonなどで3,000円前後から購入可能で、USB電源式なら取り外しも簡単です。

カウンター風テーブルが“場”を生む理由

バー空間を構成する上で、照明と並んで重要なのが「カウンターの存在感」です。必ずしも本格的な造作カウンターである必要はなく、壁付けデスクや折りたたみテーブルで代用可能。ポイントは、椅子との高さバランス。テーブル高90cm前後にスツールを合わせるだけで、自然と“バーらしい姿勢”になります。

バースツールが“気分のスイッチ”になる理由

スツールは単なる椅子ではなく、部屋の空気を変える“トリガー”です。背もたれのないデザインは、立ち座りの動作が軽く、リラックスと集中を切り替えるのに最適。バーらしい高さ(60〜75cm)のものを選ぶと、自然にカウンターの高さと調和します。作業スペースやカフェ風空間にも転用できる万能アイテムです。

STEP4:賃貸でも安心な施工・設置テクニック

賃貸住宅で部屋をカスタマイズする際、まず確認したいのは契約内容です。壁に穴を開けて良いか、釘やネジの使用制限はあるかなど、事前に大家さんや管理会社に確認しましょう。 決して壁に穴を開けることが絶対にダメというわけではありませんが、安全策として原状回復可能な施工方法を優先して紹介します。

ディアウォールやラブリコで棚を固定

天井と床の突っ張りで棚を固定するディアウォールやラブリコは、壁に穴を開けずに収納やディスプレイスペースを作れる便利な方法です。 壁を傷つけずに高さ調整も可能なので、原状回復も簡単です。

耐震粘着フックで小物を吊るす

耐震仕様の粘着フックを使えば、軽量の小物やインテリア雑貨を壁に吊るせます。 釘やネジを使わないため、賃貸でも安心。剥がすときも跡が残りにくく、掃除や模様替えも簡単です。

マスキングテープ+リメイクシートで壁の印象を変える

壁紙や床を大掛かりに変えずとも、マスキングテープやリメイクシートを使えば簡単に雰囲気をチェンジできます。 貼る・剥がすが容易なので、賃貸でも原状回復しやすく、コストも抑えられます。

電源タップを隠す収納ボックスで生活感を消す

コードや電源タップが見えると生活感が強くなり、せっかくのバー風インテリアの雰囲気を壊してしまいます。 ケーブルボックスや収納ケースを使って隠すことで、部屋がすっきりし、見た目も格段にアップします。

STEP5:生活との両立術

バー風の部屋にしたものの、「普段使いしにくい」と感じてしまうケースもあります。ここでは“飲まない時間”を想定した使い方を考えます。

  • スポーツバー風 → ゲーム&映画ルームに最適
  • ジャズバー風 → 読書やリラックス用照明として活用
  • ワインバー風 → 食事空間をエレガントに
  • ブルックリンバー風 → 作業デスクやカフェスペースに転用

つまり、“バーとして使う時間”だけでなく、日常生活の快適さを損なわない設計が鍵です。たとえばスポーツバー風なら、観戦以外の時間は映画やゲームを楽しむ“リビング兼バー”として活用できます。

STEP6:スタイル別・家具と色の組み合わせ例

スタイル基調色家具素材小物ポイント
スポーツバー風ブラック×レッドメタル・スチールネオン、ポスター
ジャズバー風ブラウン×ゴールドウッド・レザーレコード、照明
ワインバー風グレー×ベージュガラス・アイアングラスラック、花
ブルックリンバー風ブラック×木目古材・鉄サインボード、裸電球

家具は“色”から決めると統一感が出ます。

STEP7:6畳・8畳でもできるレイアウトの考え方

  • 6畳の場合:壁面を活かし、L字カウンターで奥行きを演出
  • 8畳の場合:カウンター+ソファ席を設けて“バー兼リビング”に
  • 1K・ワンルーム:ベッドとバースペースを明確に分けると落ち着く

例:「玄関から見える位置に照明を配置すると、帰宅時に“バーの入り口”のような演出になる。」

STEP8:まとめと読者アクション

この記事では、一人暮らしでもできる、賃貸OKの“バーみたいな部屋”の作り方を紹介しました。

照明・家具・小物のバランス次第で、あなたの部屋も“自分だけのバー空間”に変わります。

次の週末は、ぜひ「スタイルを一つ選ぶ」ところから始めてみてください。

編集後記

今回の記事を作る際、インテリア関連のKindle本をいくつか参考にしました。

東京バースタイル 別冊CLUTCH Kindle版

写真が豊富で、照明や家具の配置も参考になります。Kindle Unlimited対象の書籍も多く、試し読み感覚でチェック可能です。

最後に一言。
“バーのような部屋”は、お酒を楽しむためだけの空間ではなく、自分の感性を育てるための“隠れ家”です。

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